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ドアの向こう〜君に逢いたくて〜
第20章 神奈川ラストナイト
私が布団を敷き終ると海音が抱きついてきて、私を布団に押し倒す。
「海音、シャワーあびさせて。」
「ダメ…。行かせない。時間がもったいない。1秒でも多く渚を抱きたいから、今日はダメ。」
海音が私の頬を撫でる。
「渚、たくさん俺を見て。俺を感じて。会えない間も他の男が入る隙がないほど、渚の中を俺で一杯にして。」
優しく優しく語りかけるように海音が言う。
その甘い言葉は、まるで呪文のように、私の気持ちを加速させる。
「離れていても、愛してるからね。これだけは絶対に忘れないで、どこにいても俺は渚の恋人やから。」
「うん…海音愛してる。」
「俺も、愛してるよ。」
2人の唇が重なった途端、2人の気持ちは加速していく。
1分1秒も無駄にしたくない。
そんな気持ちでお互いを求めていく。