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ドアの向こう〜君に逢いたくて〜
第6章 お泊まりは突然に
「渚…。」

カイさんの唇が私の唇に触れる。

今日だけで何度目のキスだろう。

「カイさん…キス気持ちいい…。」

「俺も…。…んっ…。」

そのままカイさんの唇が、私の首筋に移動する。

チュッ…。

首筋へのキスもすごく気持ちいい。

「んっ…あっ…。」

甘ったるい声が出てしまう。

カイさんの柔らかい唇と温かい舌が、私の首筋を上下に動く。

その間にもカイさんは、私の服のボタンを1つ1つはずし始めた。

ボタンにかかっているカイさんの手を握ると、カイさんが

「んっ?」

と顔を上げて私を見る。


「カイさん、すみません。やっぱり先にシャワー浴びてもいいですか?」

私が遠慮気味に言うと、カイさんはハハッと笑って

「ごめん。ごめん。がっつきすぎた。浴びておいで。」

と、私から体を離した。
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