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ドアの向こう〜君に逢いたくて〜
第6章 お泊まりは突然に
部屋に入ると、私が先日渡したペンダントが壁に飾られていた。
それを眺めていると
「ごめん。俺あまり体に何か付けるの好きじゃなくて、部屋飾りにしたんだ。プレゼントの袋も、まだあるよ。」
大事にしててくれた事が嬉しくて、涙が滲む。
「大切にしてくれて、嬉しいです。」
カイさんの手が、私の頬に触れると、カイさんのおでこが私のおでこにコツンと当たる。
「もう我慢出来ない…抱いてもいい?」
吐息混じりのカイさんの囁き。
それはすごく甘い甘い囁きで、さっきまでの悩んでいた気持ちをも溶かしていった。
カイさんとの甘い時間は、私の気持ちをどんどん加速させていく。
カイさんを感じたい…。
ただそれだけ…。
カイさんが、私をベッドに倒すと、お互いの唇が深く重なった。