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ドアの向こう〜君に逢いたくて〜
第7章 欲望のままに…

カイさんは、それを口に含んだまま、舌先で舐める。

「渚、どうしたらもっと気持ちいい?ちゃんと教えて!」


カイさんの瞳が私を捕らえた。

「やっ…。」

「言わないならやめる。ちゃんと言って!」

いつもより低いカイさんの声。

私は、その声に従ってしまう。


カイさん…。


「噛んで…。」

私の言葉にカイさんの顔がほころぶ。

「痛いのが好きなんや?渚ってほんまに、エロいね。」

カイさんがカリッと歯をたてる。

「あぁ…もっと強く…。」

素直に出た言葉にカイさんは

「ほんまに、エロくて可愛い。」

そう言って更に強く噛みついた。

「あぁっ…いつっ…。」

体に電気が走ったみたいな激しい刺激に、私の下半身はどんどん熱くなる。


噛まれた所を今度は優しく舐められる。

先程の強い刺激に敏感になったそこへの優しい愛撫に、体が跳ねる。


気持ちいい…。


カイさんから与えられる快感に、私の体は素直に反応していた。
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