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ドアの向こう〜君に逢いたくて〜
第11章 ソイフレ?(添い寝フレンド)

私を見つめていたカイさんは、クシャッと顔を緩めて優しく微笑む。
「ありがとう。でも友達から、ゆっくりって感じでもいいかな?今俺余裕がない。」
カイさんが申し訳なさそうに言う。
「大丈夫です。気持ち伝えられただけで、私は嬉しいんで。」
「あと俺、酔うと性格がかわっちゃうって周りから言われる。しかも記憶とぶことよくあるし。それでも平気?」
カイさんが心配そうに私を見る。
「もしかしたらまた揉めたりとかあるかもだけど、私もゆっくりカイさんと向き合っていきたいんで…。」
私の言葉を静かに聞いていたカイさん。
私の頬を両手で挟んで、私のおでこと自分のおでこをくっつける。
「ありがとう。ナギちゃんの気持ち嬉しいよ。だから、もう少し待って。友達から、ゆっくりね。」
チュッ。
カイさんの唇が私のおでこに軽く触れた。
「さてSUNに行くから、そろそろ起きようかな。」
カイさんが布団から出て起き上がる。
ベッドからおりると
「はい、ナギちゃんも気をつけて。」
手を出して起こしてくれた。

