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ドアの向こう〜君に逢いたくて〜
第13章 誕プレデート☆横浜
どれくらいの時間、そうしていただろうか。
お風呂のお湯がたまった事を伝えるメロディーが聞こえてきた。
離れる唇が何だか寂しくて、海音の洋服の裾をギュッと握る。
「お風呂行こっ。」
海音が私の手を握ってバスルームへと連れて行った。
海音が先に湯船に入ると、自分の前のスペースを指差して
「ここおいで!」
と私に言う。
海音の足の間に後ろ向きで入ると、後ろから海音にギュッと抱き締められた。
私の胸の前で交差する海音の腕…。
背中に感じる海音の心音…。
耳をくすぐる海音の吐息…。
全てが愛しく感じて、胸が締め付けられる。
出逢ってから期間は短いものの、こんなにも私は海音に惹かれている。
胸の前にある海音の手に自分の手を重ねて握る。
「好きっ…。」
小声で言うと海音が私の後ろ髪をよけて、うなじにチュッとキスをした。
「はぁっ…渚。」
私のお尻あたりに感じる、硬く大きくなっている海音のモノ。
海音も私を感じてくれている、それを感じる事がこんなに嬉しいなんて…。
海音の唇がうなじから、耳、首筋、肩へとキスをしながら移動する。
肩をペロッと舐めながら、海音の手が私の胸を少し強めに揉む。
耳を舐めて耳朶を甘噛みしながら、胸の突起を指で摘まみ
「渚ここ、もうたってるけど、どうしたの?」
と意地悪く言った。