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ドアの向こう〜君に逢いたくて〜
第13章 誕プレデート☆横浜
リビングのソファーに座ってまったりしてると、海音が戻ってきた。
冷蔵庫からペットボトルの水を持ってきて、私の隣りに座る。
ゴクゴクっと水を飲むと私に
「渚も飲む?」
と声を掛けてくれる。
「うん。ちょっとだけ。」
私がそう言うと海音は、水を口に含んだ。
そのまま私の方を向いて、顎を持ち上げ唇を付ける。
海音と私の唇から行き場のなくなった水が、顎を伝って首筋に流れる。
残りの水を受け止める為に、急いで口を開けると、海音の口から私の口の中に冷たい水が流れた。
その水をコクッと飲み干すと
「まだ飲む?」
海音が聞く。
私が頷くとさっきと同じように、海音から私に水が与えられる。
今度は最初から口を開けて、海音から貰えるそれをしっかりと、自分の口の中に流した。
「美味しい?」
海音が私の髪を撫でながら聞いてくる。
「うん。海音、もっと…。」
海音から与えられた水で喉が潤う。
「もう大丈夫。ありがとう。」
そう言った私の唇をまた、海音の唇が塞いだ。
リビングのソファーで、お互いの唇を夢中で貪る。
静かなリビングにお互いの舌が絡み合う水音と熱い息遣いだけが響いていた。