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秘密の恋人
第18章 男ノ選択
土曜日、場所が場所だけに、私は付き合えなかったけど、手術自体は局部麻酔で、1時間もかからないというので、クリニックのある梅田に一緒に出て、私は1人でフラフラと時間をつぶしていた。

手術が終わり、義隆さんはまるで歯医者で治療を終えた後のように、なんともない顔で出てきた。

悪くない身体にメスを淹れることに、私の方がなんだかドキドキしていた。とても、敏感な部分だし…麻酔とかでも痛くないのかしら…

「…大丈夫、だった?痛かったりとか…」

義隆さんは眉を顰めて、

「ものすごく痛かった…」

と言ったからドキッとしたら、その顔がニヤッと緩む。

「嘘。痛みはほとんどなかったよ。」

と肩を抱き寄せてくれる。

そのまま、梅田で遅めのお昼ゴハンを食べて家に帰った。
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