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秘密の恋人
第18章 男ノ選択
「あッ…菜摘…すごく、トロトロ…気持ち、いい…それに…背中とから肩とか、何かした?前よりすごく滑らかで…触り心地がいい…」

「んッ…ボディスクラブで、磨いてみた…触り心地良くなってる?」

「全然違う!すごく気持ちイイよ…」

義隆さんの動きが、徐々に早まり、かと思うとゆっくりになったり、焦らしながら、徐々に、高みへと上り詰めていく。

肌のぶつかる音と、2人の荒い息。

翔び立つための長い助走のように、徐々に早く、強く、なって…

「あッ‼︎」

ズン!

と深く打ち込まれた瞬間、弾けた。

身体の奥で、ドクン、ドクンと、間歇的に吐き出される感覚を、ゴム越しに感じる。

コレが、この、ゴムがなくなったら…どんな感じになるのかしら…

昔、初彼と付き合っていた時は、着けずに中で出されたこともあったけど、その時は、痛みでそれどころじゃなかった…

今は、義隆さんとのその、行為が。
この、薄い皮膜のない感覚が、楽しみでたまらない。

義隆さんは、満足そうにきゅう、と私を抱きしめて。

「菜摘…愛してる…私のために、いろいろ努力してくれてありがとう」

私はふるふるとかぶりを振る。

「義隆さんこそ…もう傷とか痛まない?」

「全然。この調子なら、2ヶ月経つ前に在庫を吐いてしまいそうだな。」

義隆さんが笑うから、私もつられて笑う。

そのまま、私たちは抱き合って眠り…

週イチで2回ずつ、残りの回数をこなした。
お互いの興奮を煽るために、やったこともない体位もチャレンジした。


そして、2ヶ月。

また土曜日に、クリニックに、検査を受けに来て、手術は成功で。
精子は混入していないことが認められた。

今は、2人で。

妊娠を気にせず、気が向いたら自由なセックスを、楽しんでいる。
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