この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘密の恋人
第7章 揺レル、キモチ。
それから、私と巽さんはちょこちょこ連絡を取るようになった。
義隆さんのことを嫌いになったとかではないけれど、義隆さんとはご飯を食べに行ったり外で会ったりというのが一切なかったから、巽さんと会うのはデートのようで。
久々の感覚でとても楽しかった。
相変わらず義隆さんとの関係は続いていて、金曜日のお誘いも隔週で断っていたから、習い事でもしてるの?と聞かれて、そうだとも違うとも言えず、曖昧に誤魔化した。
義隆さんと巽さん、どっちつかずでフラフラしているのはよくないと、頭ではわかっていたけれど、好きな人が出来ました、と義隆さんの優しさを振り切るには、まだ巽さんへの想いは淡いもので。
巽さんからも、好きだとか付き合ってほしいなんて言葉は貰えていなくて。
それに、先輩との辛い記憶から、まだ巽さんを心から信頼することもできなかった。
先輩だって優しかったし、デートも楽しかった。唯一セックスだけは納得いってなかったけれど、それ以外は、私の基準ではパーフェクトな彼だったし、振られる直前まで彼の事を信じていた。
だから…
まだ、義隆さんを諦めて巽さん一筋になってしまうのが、怖かった。
義隆さんのことを嫌いになったとかではないけれど、義隆さんとはご飯を食べに行ったり外で会ったりというのが一切なかったから、巽さんと会うのはデートのようで。
久々の感覚でとても楽しかった。
相変わらず義隆さんとの関係は続いていて、金曜日のお誘いも隔週で断っていたから、習い事でもしてるの?と聞かれて、そうだとも違うとも言えず、曖昧に誤魔化した。
義隆さんと巽さん、どっちつかずでフラフラしているのはよくないと、頭ではわかっていたけれど、好きな人が出来ました、と義隆さんの優しさを振り切るには、まだ巽さんへの想いは淡いもので。
巽さんからも、好きだとか付き合ってほしいなんて言葉は貰えていなくて。
それに、先輩との辛い記憶から、まだ巽さんを心から信頼することもできなかった。
先輩だって優しかったし、デートも楽しかった。唯一セックスだけは納得いってなかったけれど、それ以外は、私の基準ではパーフェクトな彼だったし、振られる直前まで彼の事を信じていた。
だから…
まだ、義隆さんを諦めて巽さん一筋になってしまうのが、怖かった。