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官能ショートショート『策略』
第1章
体の奥底に夫以外のものをくわえ、喘ぎながらも、夫への忠誠心を守ろうとしている。
なんとなくわかる気がする。
下半身だけの快楽を貪り合うのは本能だから、まだ許せるが、舌を絡め合うのは、自らがその上の快楽を求め始めた証しになるからだろう。
その防波堤を守ることにより、この行為が、わずかでも自分が望んだ上ではないという、自分への言い訳にしようとしているのだ。
私は彼女の唇に私の唇が触れるか触れないかの距離を保ちながら、彼女の奥を突いた。
口が半開きになり、声が漏れる。
そこに唇を寄せる。
彼女は首を振り、逃れる。
それが幾度となく続いた。
私は彼女を抱え、上半身を垂直に起こすと、私の太ももの上に跨らせた。
彼女の脚が私の腰を囲う。
妻よりも軽い。
なんとなくわかる気がする。
下半身だけの快楽を貪り合うのは本能だから、まだ許せるが、舌を絡め合うのは、自らがその上の快楽を求め始めた証しになるからだろう。
その防波堤を守ることにより、この行為が、わずかでも自分が望んだ上ではないという、自分への言い訳にしようとしているのだ。
私は彼女の唇に私の唇が触れるか触れないかの距離を保ちながら、彼女の奥を突いた。
口が半開きになり、声が漏れる。
そこに唇を寄せる。
彼女は首を振り、逃れる。
それが幾度となく続いた。
私は彼女を抱え、上半身を垂直に起こすと、私の太ももの上に跨らせた。
彼女の脚が私の腰を囲う。
妻よりも軽い。