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過去恋
第18章 捨てたファーストキス
まだ残りがある夏休み。バイトもしてなかった私は暇だった。
久しぶりに寂しさを紛らわすためにチャットをして、アドレスを交換した。
8月31日、夏休み最後の日。会う約束をした。
地元のJRの駅で待ち合わせする。
「もしもし~ドコ~?」
「薬局屋の前」
「あ! 居た」
Tシャツにジーンズ。二重の目。切りそろえられた黒の短い髪。
私は、大人っぽく白のワンピースにヒールを履いていた。
「雅明(マサアキ)だ。よろしく」
「ゆらです。こちらこそよろしくです」
「行くか?」
「うん」
白くて派手な車に乗る。隣に座らされた。
「緊張しますね」
「緊張とけるおまじない」
雅明はそう言うと左手を横に出した。
「ん?」
「繋いでみ」
おどおどと私は雅明の手を握った。
久しぶりに寂しさを紛らわすためにチャットをして、アドレスを交換した。
8月31日、夏休み最後の日。会う約束をした。
地元のJRの駅で待ち合わせする。
「もしもし~ドコ~?」
「薬局屋の前」
「あ! 居た」
Tシャツにジーンズ。二重の目。切りそろえられた黒の短い髪。
私は、大人っぽく白のワンピースにヒールを履いていた。
「雅明(マサアキ)だ。よろしく」
「ゆらです。こちらこそよろしくです」
「行くか?」
「うん」
白くて派手な車に乗る。隣に座らされた。
「緊張しますね」
「緊張とけるおまじない」
雅明はそう言うと左手を横に出した。
「ん?」
「繋いでみ」
おどおどと私は雅明の手を握った。