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過去恋
第26章 自宅
 当日の11時。地元の駅で待ち合わせ。その日は、朝からシチューを作った。

「おっす」

「ちわっ。じゃあ行こっ」

「おう」

 それは、ちょうど桜の季節。

「桜綺麗だね」

「やな~」

 私の家に着く。

「うわっ、お嬢様?」

「違うよ。普通の一軒家じゃん。まあ、どうぞ」

「お邪魔します」

「は~い」

 ちょうどお昼の時間なので、台所に行った。

「おっ! うまそ~」

「サラサラになっちゃったけどね。食べる?」

「おう。食う!」

 和希が答えるので私は料理をお皿に入れてテーブルに置く。シチューとサラダとロールパン。

「いただきまーす」

「どうぞ」

「うん! うまい」

「ありがとう」

 他愛もない話で笑いあう。

 少しして食べ終わる。

「ごちそうさまでした」

 お互いが言うと片付けをして、私の部屋に行く。
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