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第33章 暖人との自然消滅からの春樹との出逢い

　暖人とはぷっつり連絡が途絶え、つながらなくなった。いわゆる自然消滅というやつで終わった。



　出会いは瞬間的に。どこかで聞いた言葉。

　私は和希との過去の恋愛に１年以上すがりついている。そんな私が新たな運命に出会う。

　高校３年生の７月のある日、家に届いた１通の手紙。専門学校からのマイスクールキャンプのお知らせ。一緒に行く友達もいない。泊まり。私は迷ったが、参加を決心した。不安なような楽しみなような……。

そしてキャンプ当日を迎えた。キャンプの待ち合わせの学校。バスでのゲーム。○×ゲームが文化祭の使い回しだったのには笑った。もちろん全問正解。

　そんなこんなで目的地の宿泊場所に着いた。目の前に琵琶湖(ﾋﾞﾜｺ)が広がる綺麗なホテル。名前の着いたプレートを取る。プレートの中にある犬の絵。絵ごとにグループに分かれ、チーム対抗ゲームがいくつかある。