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過去恋
第36章 頑張る決心
あの日のように私は、たくさん泣いた。その日、寝たのは朝の4時くらい。
学校へ行く。授業中でさえ、涙は零れ落ち、止まらなくて。
辛くても、朝はやってくる。その事実が、さらに私を追い詰める。一面に広がる、闇、病み、ヤミ……。
一人で抱えきれなくなった私は、高校1年生の時に出会い、姉みたいに慕ってる人に電話した。会いに来てくれた。
「大丈夫?」
お姉は、心配そうに聞いてくれる。
「きつい……かな。まだ、好きだけど、忘れなきゃダメだよね?」
私は、俯いて地面を見ながら言った。
「忘れなくていいんじゃない? 好きなら好きで。嫌いになるか、他の別の人を好きになるまで、好きでいていいんじゃない? 今すぐ、諦める必要はないと思う」
お姉の言葉で胸の引っ掛かりが取れた気がした。心が軽くなった。
私は春樹が好き。諦めない。私は頑張る。そう決心した。
学校へ行く。授業中でさえ、涙は零れ落ち、止まらなくて。
辛くても、朝はやってくる。その事実が、さらに私を追い詰める。一面に広がる、闇、病み、ヤミ……。
一人で抱えきれなくなった私は、高校1年生の時に出会い、姉みたいに慕ってる人に電話した。会いに来てくれた。
「大丈夫?」
お姉は、心配そうに聞いてくれる。
「きつい……かな。まだ、好きだけど、忘れなきゃダメだよね?」
私は、俯いて地面を見ながら言った。
「忘れなくていいんじゃない? 好きなら好きで。嫌いになるか、他の別の人を好きになるまで、好きでいていいんじゃない? 今すぐ、諦める必要はないと思う」
お姉の言葉で胸の引っ掛かりが取れた気がした。心が軽くなった。
私は春樹が好き。諦めない。私は頑張る。そう決心した。