パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第47章 感謝の日々

　あれからさらに２年半。凪と今年、2015年の初夏に結婚することが決まった。

　２人の約束。２人の夢が叶おうとしている。不安もたくさん言ったけど、その度に凪は私を安心させてくれる。この人しかいない。本当にそう思う。

　私のことをこんなにも愛して支えてくれるのは彼だけ。凪にとっての私もそういう存在だそうだ。欠けたものが同じ２人。似た者同士の２人。過去の恋愛は凪に出逢うまでにきっと必要なことだったんだと思うようにして前向きに生きている。

　凪、あなたのために素敵なお嫁さんになるね。そして、あなたと私の間に永遠に愛が続きますように。

　もうすぐ、新しい小さなダイヤがついた指輪を左手につける。

「tous les deux（いつも二人で）」

　と2015が掘られた結婚指輪。
　

　凪、私を愛してくれて、出会ってくれてありがとう――。これからもずっと変わらず愛し続けることを誓います。

　2015年、ゆら23歳、凪26歳。ここからまた新しいスタートを切って、永久に共に。



fin.