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最低奴隷。
第2章 罠
顔中が涎まみれになり、むっと臭いがする。

「これから瑠奈はこの臭いに発情する牝犬になるんだよ」

俺は鼻フックを吊り上げたまま、瑠奈に言った。

「ありえない…なんなのコイツ」

瑠奈は恨めしそうに俺を睨む。

一度鼻フックを外し、瑠奈の前を離れる、再び鞄を漁りだす俺を不安そうな顔で見ている。

「これ、瑠奈に似合うと思って買ってきたんだ」

取り出したのは首輪である。SM用の高級な首輪ではなく、犬につける為のペット用の首輪だ。

俺は瑠奈の後ろにまわり、持ってきた首輪を瑠奈の首にまわした。
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