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魔界と女子高生
第2章 午後にさえずる何か
「……麻也は、俺が嫌いなのか?」
「当たり前でしょ!」
「っ……!!!」
悲しみをこらえながら質問し、即答されると、呆然とするほどショックを受け、その場に立ち尽くす。
「俺が女から拒まれるなんて……」
呟きながら、レイは折れた心を取り繕うのに必死だった。
その為、半ばヤケクソに麻也の胸へ視線を戻し、フッと嘲笑う。
「お前がどう言おうが結論は変わらない。お前は俺のペットで、これから俺に抱かれる。それだけのこと」
微塵も笑っていない瞳。それはレイの冷酷さを麻也に思い知らせ、酷い恐怖を植え付けた。