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貴方にジャンキー
第17章 修学旅行4
理子をそっと抱き締めた。

「今日は、このまま寝ようか?」

「ふふっ♪我慢出来るの?」

「どうかなぁ?眠れんかも。」

「ジャージ姿だしね。」

「ははっ、一生後悔するかも。」

「卒業してもジャージは捨てずにとっとくよ♪」


卒業しても・・


そう言った。
二人の将来のことは一度も言ってくれなかった理子が初めて、卒業しても近くに居てくれると!


いかん、泣けてきた!



いや、待てよ。


俺のそばに居るとは言ってない。
ジャージを捨てない。としか言ってないな。


「なぁ、理子・・理子さん?」


腕の中で、理子はスヤスヤと寝息を立ててる。


はぁぁぁ。またかぁ!!
まぁ、いいや。
深く考えるのはよそう。

よくよく見ると、理子は涙を流していた。


理子のことなら、全部受け止めてやるのに。



涙を拭き取り、理子の眼に軽くキスをする。
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