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貴方にジャンキー
第17章 修学旅行4

理子は解熱剤を処方してもらい、朝イチの飛行機で帰路に着くことになった。


俺も一緒に帰りたい。と頼んだが、副担の女性教員と帰ることになった。


仮病も使ったが、澤に叱られた。



俺が居ても、邪魔者じゃんか。



集合時間ギリギリまで、独りロビーで拗ねてたら チャラい大学生っぽい男と目が合った。

男はニヤリと笑ったような気がした。


なんだ?気のせいか?
苛ついてると どいつもこいつも腹立たしい。



「いつまで拗ねてる!馬鹿者っ!!」


「いってぇっ!」


安藤が後ろから 頭をはたいてきた。


「私だって、淋しいんだぞ。一緒に理子が喜びそうなお土産探そうぜぃ♪」


そうか・・理子、あんまり土産買えてなかったな・・。


「よしっ!そうだな!サンキュ。安藤。」





「良い女だろ?」


澤がコソッと耳打ちしてきた。



「惚れたらゴメン!」


ゴスッ!


「うぐぁっ。」

澤に横っ腹を殴られた。



理子以上にイイオンナなんていない。
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