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貴方にジャンキー
第20章 車内痴情
『まもなく~北浜田高校前~~・・』


「アッアッアッ!!だめっ!そんな突いたら・・!!」

「いくよっ!とおこちゃん!!」

「ンァァァッ!!」


駅のホームに着く前に、ドアへダッシュした。
息を整える間もなく、ドアが開く。

飛び降りると、ホームの椅子で息を整える。
太腿には、男の白い液が流れ落ちるのが分かった。


『いけない・・』


ホームのトイレへ駆け込み処理をする。


今更ながら、男の顔もよく見てなかったことに気付く。
自分の不注意さに涙も出ない。



「どーしよ・・・パンツ・・」



ノーパンでそこらを歩き回るわけにも行かず。
だからと言って、徹に説明するわけにもいかない。
徹なら、すぐに駆けつけるだろう。が、そのあと傷害事件に発達することは間違いない。
大事な時なのに・・。


ふっと、美紅の顔が浮かんだ。
『パンツだけ切り取られたことにして、美紅に買ってきてもらおう。』
・・と言っても、早朝。起きてるかなぁ・・。
例え起きていても、朝からコンビニに行ってパンツ買ってこいだなんて。
はぁぁ。申し訳ない気持ちいっぱいでメールを打った。
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