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貴方にジャンキー
第9章 絶望
メイド服の理子が、見知らぬ男に「はい、あーん♪」とかやってる姿を想像しただけで、ムカつく。




ちっ!!!!!




その日は、どこにも行く気になれなかった。





3時を過ぎた頃、家の電話が鳴った・・・。


トゥルルルルルル・・
トゥルルルルルル・・
トゥルルルルルル・・


「うるっさい!はいっ!南波ですけどっ!」


「・・・」


「どちらさーん?」
『イタ電かよっ!』


切ろうと思ったその時、相手側から『朝倉先生、朝倉先生。お電話・・』という聞き覚えのある放送が聞こえた。


『学校???』


ガチャン・・!



学校からイタズラ電話??



その時、スマホが鳴った。



「澤?なに?」

『お前、今どこ?』

「家だけど。」

『(ため息)よく聞け。B組の綾部覚えてるな。』


綾部・・あぁ。去年、同クラだった・・。よく睨むイヤなヤツ。


『東郷が、そいつに呼び出された。』


「は・・はあ?!」


『しかも、C棟の講習室にだ。』

「なっ!!!」

『分かるか?人気の一番少ないC棟の密室に呼び出す理由って何だ?』





ふざけやがって・・!!!!!





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