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貴方にジャンキー
第10章 浄化
最後にパンツを下ろそうとして、躊躇った・・・


「・・どうした?」

「う、うん・・」



意を決して、エイッと脱ぐ。

パンツには、綾部のものがべっとりとついていた。


徹はそれを見て固まり、唇を噛んだ。手が震えているのが分かる。



「おいで。」

上半身裸になって、ジャージの裾をまくった徹が手招きをした。



風呂場に入ると 椅子に座らされた。


「最初に頭、洗おっか。」


ちょっと熱いめのシャワーで流し、シャンプーを泡立て ゆっくりと丁寧に洗う。

「流すから、目をつぶって。」

「ん。」


次にトリートメントを手に伸ばし、指で髪をとかす。


洗い残しがないか確かめるようにゆっくりと・・


トリートメントを流すとオバ様の高そうな洗顔を手にした。


「顔くらいは自分で洗うよ?」

「お願いだから、俺に洗わせて。」



徹の辛そうな顔を見たら、何も言えなくなってしまった・・・



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