この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
さくらホテル2012号室
第16章 みっちやん?


先生と会っている時間があまりに非現実的すぎたのかもしれない。
日常生活を送るなかで、あまりに突然もたらされたその事実に、わたしはただ、立ち尽くすほかにできることがなかった。身をすくめて、近く訪れるであろうショックに身構えることしか思いつかなかった。


そのようにして、数日が過ぎた。
季節は秋が早足で過ぎ去り、冬が訪れようとしていた。


表層的には何事もなかったかのような日々が続く。図書館と自宅での多忙な日々。そのようなルーチンの生活の中で、わたしは少しずつ、感情の起伏を失って行った。
毎日の生活を卒なくこなすことはできる。
職場と家庭に完璧に隠し通した先生との日々。それはわたしの生活のバックボーンとなって、ある種の安定をわたしにもたらしていた。
先生との時間があるから、わたしは毎日を静かに送ることができていたのだ。

/129ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ