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さくらホテル2012号室
第4章 胸の痛み


先生の指が、くりくりと乳首をこねる。わたしは唇を噛み、甘声が漏れるのをこらえる。先生の指先は、尖った乳首を乳房の中に押しこむ。
くぅぅ。
「道子が好きなのは、もっと強い刺激ですよね?」
そう言うと、先生の指が乳首を鋭くつねる。ねじるようにつまみ上げ、親指と人差し指で先端を押しつぶす。
「ひゃぁ…っ」
わたしは声を抑えきれなくなる。


指先は、それを強く引っ張る。紫色にうっ血して、乳首が引き伸ばされる。鋭い痛みと、痺れる快感が身体をつらぬく。稲光りのように。
そして指先は強い戒(いまし)めを解くと、尖った乳首をはじく。リズミカルに。小気味よく。その感覚に、また声を漏らしてしまう。
「くぅぅぅ…」

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