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さくらホテル2012号室
第6章 先生の指
すると先生は、そのポイントを更に指先で押し込む。
「痛いぃぃ、、痛いです!」
「ここがツボをなんです」
「痛い! 先生、痛いです!」
「それはツボですからね」
「痛かったら言ってって言ったじゃないですか」
「でもやめるなんて一言も言ってませんよ」
最後にグッとそのツボを押さえ込むと、わたしはヒャっと小さな悲鳴をあげた。
しかしそこで指が離れると、急に身体が軽くなったような、戒(いまし)めが解かれたような、不思議な気持ちになった。