この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
WHITE TIGER
第2章 Bump
こんな事考えたって俺にはどうする事も出来ないのに。
俺はもう舞に会うことも、声を聞くことも、触れる事さえ出来ないのに。
━━━━「すいません。お邪魔します」
と、酒に寄った勢いで俯きながら過去の古傷にどっぷり浸かっていると
俺の隣から声が聞こえた。
「おっ♪久しぶりだね~」
先輩の明るい声も聞こえた。
あ、別のお姉さんが来たのか…。
こんなテンションでこれ以上楽しめそうにねぇし、代わる代わるにお姉さんが来ても…
と、今来たお姉さんの顔を見ようと痛む頭をもたげるように声のした方に視線を向けた。
お姉さんの足元からゆっくり、這わすように視線を上げていく。
━━━━━━ドクンッ!
え…?
そこには、片方の肩が出た青いマーメイドドレスに身を包み
派手に髪の毛を巻いた女性が立っていた。
しかし、それは…、この女性は…
その女性の顔を見た瞬間、俺の心臓は破裂しそうなぐらい跳ねて
酔いが一気に醒めそうになってしまった。
「ま、舞…?」
俺の目の前に立っていたこの女性は…、舞?
思わず俺の口を着いた舞の名前。
俺…、幻覚でも見てるのか?
舞の事を考えすぎて幻でも見てるんじゃ…。
きょとんとする俺を見ながら目の前の舞もきょとんとしている。
俺はもう舞に会うことも、声を聞くことも、触れる事さえ出来ないのに。
━━━━「すいません。お邪魔します」
と、酒に寄った勢いで俯きながら過去の古傷にどっぷり浸かっていると
俺の隣から声が聞こえた。
「おっ♪久しぶりだね~」
先輩の明るい声も聞こえた。
あ、別のお姉さんが来たのか…。
こんなテンションでこれ以上楽しめそうにねぇし、代わる代わるにお姉さんが来ても…
と、今来たお姉さんの顔を見ようと痛む頭をもたげるように声のした方に視線を向けた。
お姉さんの足元からゆっくり、這わすように視線を上げていく。
━━━━━━ドクンッ!
え…?
そこには、片方の肩が出た青いマーメイドドレスに身を包み
派手に髪の毛を巻いた女性が立っていた。
しかし、それは…、この女性は…
その女性の顔を見た瞬間、俺の心臓は破裂しそうなぐらい跳ねて
酔いが一気に醒めそうになってしまった。
「ま、舞…?」
俺の目の前に立っていたこの女性は…、舞?
思わず俺の口を着いた舞の名前。
俺…、幻覚でも見てるのか?
舞の事を考えすぎて幻でも見てるんじゃ…。
きょとんとする俺を見ながら目の前の舞もきょとんとしている。