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奇竹先生の卑猥な日常
第1章 奇竹書店
 奇竹(きちく)書店のオーナーであり店長でもある奇竹変太(きちく・へんた)は、4月のある日の午後9時、店舗の奥にある事務室にて一人座っていた。

 既に閉店後なので、奇竹以外は誰もいない。

 奇竹のいる事務室以外は、とっくに消灯すら済まされていた。




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