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第14章 そして 剛 & 舞依

ふぅっと力が抜けて目が開くと
すぐ間近で剛くんが微笑んでいた
「やんっ！」
恥ずかしくて顔を伏せる
「舞依、カワイイよ、大好きだ」
優しく抱きしめられる
心地好さに身を委ねる
…
脚の間に挟まっている剛くんの指が
モゾモゾと動きだし
周りに漏れ出したヌルヌルを絡めとる
…
こそばゆい感覚が
真ん中の奥にムズムズ感を誘発する
周回する指が徐々に中心へ向かい
ムズムズの入り口に止まる
ツップチュ
ムズムズの入り口のヒダヒダが
柔らかい指と固い爪を認識する
「あっ、指、ダメ！」
「ご、ゴメン…抱きしめるだけだったね…」
剛くんは慌てて指を引っ込めた
「…違うの…指じゃなくて…」
「ゴメン」
「…剛くんのが…いいの…」
「？…俺の…！」
「…ん…欲しいの…」
「え、え、自分とは嫌だって言ってたけど…」
「…今は舞依だもん…」
「舞依…」
「…あ、もちろん体の持ち主が良いのならだけど」
「お、俺は全然良いけど…戻ってからにする？」
「今の剛くんの方が上手くいくって言ってたよね、私もそう思うの」
「…今の舞依の本心はどうなんだい？」
「…剛くんにして欲しい…今…」
「…わかった…嫌だと感じたらすぐ言えよ…」
「うん、ありがとう」
…
剛くんが体勢を変えて上にくる
！
剛くんのピーンとしたモノが太ももに当たる
…
さっきまではあんなに密着していたのに
そのモノは全く感じられなかった…
剛くんが気をつかって
触れないようにしてくれてたんだ…
そういう優しさも大好き！