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剛 ing 舞依
第14章 そして 剛 & 舞依
そう
結局二人は元に戻れなかった

一度ゴッツンこしてみたが痛いだけだったし
そもそも
戻ろうとも思わなかった
何せこのままの方が上手くいくのだから

舞依の頭が良いのは天性のものだが
伊澤剛になった舞依は
剛の頭の使い方をマスターして勉強に励むし
優しさと運動神経を活かして
いつも人気者になっていた

舞依になった俺も
分かる楽しさを覚え
剛のもって生まれた目立ちたがりと
突っ走る性格で
いつも皆の輪の中心に居た
もちろん本気になったカワイさはピカイチだ!

元々の記憶は頭にあるので困ることはないし
第一、頭も身体も変わっていないから
自然にしていれば
剛は剛だし
舞依は舞依だ
逆に舞依の中で
俺は一体どこにいるのか分からない
ただ確実なのは
意識は入れ替わっている事だ
自分は前は剛だったし
剛くんは舞依だった事は事実
そのせいもあってか
俺は焦ったり怒ったりすると剛が出てくる
剛くんの方も時折舞依が出てる
それでも普段は完全にそれぞれ剛と舞依だ

そうして二人
地元の大学へ進学し
地元の会社へ就職
同棲を経て結婚し二児を授かり
もうあれから10年いつも一緒

けど
未だに
「…舞依…」
見つめられるとドキドキするよ~
「あっチューする!」
5歳の娘は叫ぶと両手で顔を覆いながらも
指の間から真ん丸な目をキラキラさせてるし
剛くんに抱かれた素っ裸の3歳男児は
ジーっと見上げてる
「…剛くん…」

甘~くトロける唇の感触は
家族の増えた分
あの時よりも心地好さを増している

けど
そろそろもう一人欲しいなぁ
今晩おねだりしよっ



ー 終 ー
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