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剛 ing 舞依
第5章 剛くんと舞依
「…舞依、どうかした?」
「何か変…頭がボーっして顔が火照っ照るような…風邪かなぁ」
「どれ?…熱は無いようだけど」
帰り道の真ん中で
オデコにオデコをくっつけるなんて
俺にはできない…
「いつから?」
「…昨日からなんとなく…」
「早く休んだ方が良いわね」
伊澤は剛から舞依に戻ったようだ
女言葉になってる
俺の顔と声で…
改めて違和感が…

「…何か身体の芯がじんわりするんだけど、これってもしかしてアレか?」
「?」
「ほら、女子特有の…生理?」
「それはないわよ、この前済んだばかりだし」
「じゃあ風邪のひき始めか」

「!剛くん!」
「俺の声で俺を呼ぶなよ、!?どうした顔真っ赤だぞ」
「あ、あのさ、あのあの…」
「?」
「…もしかしてアソコがウズウズしない?」
「アソコって…あ、ああそういえば…」
「やっぱり…」
「何か病気?」
「違う違う…ほら、あの…」
「?」
「ほら、男の子もするでしょ?」
「?」
「剛くんだってほら、看護婦さんに!」
「注射?」
「じゃなくて~…みなみれいか」
「みなみれいか?誰だっけ…!そういえばそんなAV女優がいるなぁ」
「ナースのオ・シ・ゴ・ト」
「!!」
見られた?
マズイ!
嫌われる~

「年頃の男の子だから、処理するでしょ?」
「ま、まぁ…ってその手つきは止めろ」
「年頃だから健全よね?」
「そ、そういう風にとってくれると助かる」
「…あの…」
「?」
「…した?」
「何を?」
「…私の、触った?」
「何を?」
「…大事なトコロ」
「バ、バカっ、そんなことできるかっ!大事な舞依の身体だぞ!」
「本当に?」
「風呂で洗うときにどれだけ苦労してると思うんだ!」
「…うぇーん」
伊澤が突然泣き出した
「おい、泣くな、ごめん、怒鳴ったりして」
「えーん、剛くん大好き、えーん」
「わけわかんねーよ」
とりあえず泣く伊澤を抱きしめる
何がどうなってるんだ?
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