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永遠の恋
第3章 苦しみ

検査結果は出た
そして医者はカンファレンスルームに頼朝と姉の絵里子を呼び寄せて検査結果を知らせた
「頼朝さんは慢性的な頭痛があるとお聞きしたので検査しました
慢性的な頭痛……これは大変危険です
初期では2割程度、進行すると7割程度にみられます
起床時に最も強く、
時間が経つにつれて少し改善する傾向がある
疑問はありますか?」
医者はそこまで説明して……頼朝と絵里子を見た
絵里子は「……何を言っているのか……解りません」と伝えた
医者は「………聞いていて下さい……解ると想いますから……」と言い続けた
「原因不明の吐き気や嘔吐
頭痛とともに吐き気が続いたり、嘔吐するような場合もある。
視神経の異常
腫瘍が大きくなって神経が圧迫され、視力低下などの自覚症状を引き起こす場合がある。
頼朝さんは……ここ数ヵ月で視力の低下が著しい
症状が……顕著に出ています
発生した部位によっては「しびれ・手足のマヒ」
「言葉がうまくでない」「聴覚障害」などがあります
頼朝さんの症状に当てはまってませんか?」
医者は……最終宣告を告げた

