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永遠の恋
第8章 現実は厳しく…
もう二度と逢えなくなる……
頼朝を亡くした自分を想う
亡くしたら……逢いたくても逢えない
あの人は……生きてるのに……二度と逢わない……
どっちが……諦めがつくんだろ?
どっちが……辛くないんだろ?
私は辛い
どっちも辛い………
自分を想って……偶然知り合った人を想った
そして……あの人に手紙を書いた
『何時か逢いましょう
その時、幸せそうに笑っていましょう!』と。
看護師にその手紙を渡して貰った
その夜、その人から手紙を貰った
スケッチブックに書かれた手紙だった
『何時か……この出逢いを小説に書きます
そしたら何時か……貴方が読んでくれたら…と想います』
さよなら
じゃなく
生きるよ
でもなかった
その手紙を見て栞奈は笑った
「上等じゃない!
何時か私に見せなさいよ!」
そう受けて立った
その日から栞奈は少しだけ………
別れを受け入れられる自分を考えられるようになった