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永遠の恋
第1章 突然に……
それはある日突然……やって来た
「別れて欲しい……」
その言葉が理解出来なくて……
「……何言ってるの?頼朝……
奥さんにしてくれるって……言ったじゃない!」
聞きたくなくて………
耳を押さえた
その手を掴んで頼朝は言葉を続ける
「もう栞奈とはやっいけない……
別れよう……」
「嫌!直すところは直すから……」
「直さなくて良い
……もう別れるのは決定してるから」
「嫌!別れない!」
「もう逢わない……」
「嫌!いやぁぁぁぁ!」
栞奈は叫んだ
なのに頼朝は栞奈を置いて去って行った
頼朝はマンションを解約して
携帯電話も解約した
実家に聞きに行ったら……
「栞奈さん頼朝と別れたと聞きました
もう……あの子をそっとしておいてやってください!」
と姉の絵里子に言われた
それで諦めることにした
諦める
高村頼朝の事なんて……忘れてやる!
…………栞奈は泣きながら……
恋人の事を想った
瞳を閉じれば……
今も想い出す……
『栞奈!』
そう呼ぶ頼朝の笑顔が………
映っていた