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あいの向こう側
第11章 痣が消えない
テレビをONにした。
音楽番組のスペシャルバージョンが流れていた。
ビールを開けて喉に流し込む。
冷やし中華を啜った。
キンコン………
アパート独特のインターホンが鳴る。
雄司は立ち上がり、
ドアを開けて恋人である亜季【あき】を迎え入れた。
『暑いねー?
見て、アイスどれがいい?』
『おお、サンキュー。どんなのがあんの?』
亜季が提げたビニール袋を覗いて、
『これがいい』
とかき氷のカップを取る。
亜季が玄関に立ったまま雄司の首に抱き着いた。
『…………暑いって!』
『なははは、だよねぇ』
亜季はピンヒールのサンダルを脱いで上がる。
音楽番組のスペシャルバージョンが流れていた。
ビールを開けて喉に流し込む。
冷やし中華を啜った。
キンコン………
アパート独特のインターホンが鳴る。
雄司は立ち上がり、
ドアを開けて恋人である亜季【あき】を迎え入れた。
『暑いねー?
見て、アイスどれがいい?』
『おお、サンキュー。どんなのがあんの?』
亜季が提げたビニール袋を覗いて、
『これがいい』
とかき氷のカップを取る。
亜季が玄関に立ったまま雄司の首に抱き着いた。
『…………暑いって!』
『なははは、だよねぇ』
亜季はピンヒールのサンダルを脱いで上がる。