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あいの向こう側
第11章 痣が消えない
亜季とは職場で知り合った。
2つ下の26歳。
事務職が足りず、
増やすには会社に余裕もなく契約社員で来たのが彼女だった。
現在は違う会社の事務職をしている。
古株とはいえ、
仕事となると怒鳴り散らす俺の何処が良かったのか未だに聞きそびれている。
白いショートパンツからスラリとした脚が伸びている。
ストレートの黒い髪を団子型に結っていた。
『エアコン効いてると涼し〜〜〜〜寒っ』
ソファーに並んで座って、アイスをパクつきながら亜季はそう言う。
『今日泊まる?どうする?』
アパートには化粧品やら下着やら、
亜季の私物がそこかしこに置いてあった。
『う〜〜〜ん。
明日がまだ金曜だからなぁ……
後で考える』
俺はフッと笑った。
『え、何よう』
『「後で考える」っつって大概そのまま寝るクセに』
『バカにしたねー?』
亜季は俺のかき氷のアイス部分をスプーンで大きく抉り取った。
2つ下の26歳。
事務職が足りず、
増やすには会社に余裕もなく契約社員で来たのが彼女だった。
現在は違う会社の事務職をしている。
古株とはいえ、
仕事となると怒鳴り散らす俺の何処が良かったのか未だに聞きそびれている。
白いショートパンツからスラリとした脚が伸びている。
ストレートの黒い髪を団子型に結っていた。
『エアコン効いてると涼し〜〜〜〜寒っ』
ソファーに並んで座って、アイスをパクつきながら亜季はそう言う。
『今日泊まる?どうする?』
アパートには化粧品やら下着やら、
亜季の私物がそこかしこに置いてあった。
『う〜〜〜ん。
明日がまだ金曜だからなぁ……
後で考える』
俺はフッと笑った。
『え、何よう』
『「後で考える」っつって大概そのまま寝るクセに』
『バカにしたねー?』
亜季は俺のかき氷のアイス部分をスプーンで大きく抉り取った。