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あいの向こう側
第6章 水になる
『ああっ、はい……
そういうことに……なりますかね……』
彼はもじもじしている。
淡いブルーのシャツが、
彼自身を表しているような気がした。
わたしはクスクス笑う。
『それならば、
sexがしたいって言っていいのに……』
彼の左腕に自分の腕を絡めた。
――ホテルの一室。
わたしは彼がシャワーを浴びているあいだ、
ゆっくりと髪をほどいてスリップ一枚になった。
バスルームのドアが開く。
『あ』
彼はわたしを見て慌ててベッドに駆け寄る。
『――ゆっくりでいいのよ?』
『いえ、由布子さん……
失礼します………』
言葉は丁寧だ。
しかし彼はわたしをベッドにつよい力で押し倒した。
歯がぶつかる。
唇を重ねて唾液を交換する。
『由布子さん、良い香りがする……』
耳に届く彼の声。
わたしは身を捩り、
荒々しい彼の動作に時間を委ねた。
そういうことに……なりますかね……』
彼はもじもじしている。
淡いブルーのシャツが、
彼自身を表しているような気がした。
わたしはクスクス笑う。
『それならば、
sexがしたいって言っていいのに……』
彼の左腕に自分の腕を絡めた。
――ホテルの一室。
わたしは彼がシャワーを浴びているあいだ、
ゆっくりと髪をほどいてスリップ一枚になった。
バスルームのドアが開く。
『あ』
彼はわたしを見て慌ててベッドに駆け寄る。
『――ゆっくりでいいのよ?』
『いえ、由布子さん……
失礼します………』
言葉は丁寧だ。
しかし彼はわたしをベッドにつよい力で押し倒した。
歯がぶつかる。
唇を重ねて唾液を交換する。
『由布子さん、良い香りがする……』
耳に届く彼の声。
わたしは身を捩り、
荒々しい彼の動作に時間を委ねた。