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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第90章
「馬鹿。ほら、もっとイけ……っ ほらっ ほらっ ……っ ああ、またイったっ」
匠海は亀頭のエラで、ヴィヴィの膣口の後ろ側らへんをごりごりと抉り続けた。
それはヴィヴィが達してもなお、何度も何度も繰り返され、ヴィヴィは襲い来る強すぎる快楽に恐慌を来した。
「―――っ!! ……ゃ……、し、死んじゃう……っ」
(これ、ジャスミンのせい……? で、でも、ヴィヴィ……、前に飲んだ時は、こんなこと……っ)
膣の裏側が焼けるように熱く、じくじくと疼き、腰が重い。
ぼろぼろと零れ始めた涙は、こめかみを伝い、金色の髪を濡らし、枕へと吸い込まれていく。
「ああ、泣くな。多分あれだ……。女性は月の間に凄く躰が疼く日があるらしい。それは人によって違うらしくて、排卵日だったり、アレの終わり頃だったり……」
妹の頭を撫でながらそう説明する匠海を、ヴィヴィは縋り付く様な瞳で見上げる。
「そ、う……なの……?」
「だからヴィクトリアの躰はおかしくなってないし、別に何度イっても死にはしない」
そこで言葉を区切った匠海は、ヴィヴィに顔を寄せると、その目の前で形の良い唇を開く。
「ただ、底なしに気持ち良くなるだけだ」
「……――っ」
(いっ いやぁ……っ な、なんか余計怖くなったんですけどっ!?)
ヴィヴィは涙は引っ込んだものの、泣き出しそうな顔で匠海を見上げて言葉を詰まらせた。
ふっと微笑んだ匠海は、ヴィヴィの頭から掌を頬、首、肩へと這わせ、そしてその下の小さな膨らみを両手ですっぽりと包み込んだ。
途端にどくりと大きく跳ねたヴィヴィの心臓と、まだ与えられぬ胸への愛撫に無意識に期待をして震えた躰。
「お兄ちゃん……っ あっ あ……、あぁあんっ」
むにむにと兄の掌の中で形を変えて揉みしだかれる自分の乳房に、ヴィヴィの膣がきゅうんと疼き、中の兄を締め上げてしまう。
「ああ、お前の中、すごいことになってる……。凄く熱くて、どろどろでっ」
興奮した様にそう呟いた匠海に、ヴィヴィは「こわいぃ……っ」と泣き付く。
(やだぁっ 怖いっ あそこ、ムズムズして……っ やだやだ~っ)