この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第90章
「ああ、泣くほど動いて欲しかったのか? ほら、もっとイきなさい」
そう見当違いな事を発した匠海に、まだ胸が苦しいヴィヴィが、悲鳴を上げる。
「ちがっ!? やぁ、こ、すっちゃっ や、だめだめだめ……っ」
「凄いっ ……っ うねって……っ」
ヴィヴィの蜜壺を掻き回す匠海の方も、きつそうな声を上げていた。
「イ、くぅ、く……る、きちゃっ うぅうう――っ!!」
(もう、バカになるっ 馬鹿になっちゃうよぉ……っ)
「はぁ……、今日は、俺が満足するまで離さないぞ、ヴィクトリア……っ」
「あ……っ ぁあ……、……ひ……ぅうっ」
達したばかりですぐには引いてくれない、あまりにも強烈なその刺激に身をくねらせているヴィヴィを、匠海はその両腰をがっちり掴んで引き上げた。
「ほら……、今度はこれでイってごらん? ほら」
膝立ちになった兄に腰だけを高く持ち上げられ、その最奥付近まで陰茎を埋め込まれた自分のそこが、眼前に晒されていた。
(やぁ……っ お兄ちゃんの腰に、ヴィヴィの……っ やだぁっ)
「ごりごり、しな、いでぇ……っ いやぁあっ」
ヴィヴィは両手でシーツに縋り付くと、そこに顔を擦り付けて兄の与える拷問のような刺激に耐える。
「そんな……に締め、付けるなっ あっ くそ……っ」
「はぅううっ あ……っ いやぁああっ」
ずんと大きく一突きされ、ヴィヴィは甲高い悲鳴を上げる。
「ヴィクトリアっ 出すよっ ここでっ」
ぱちゅんぱちゅんという、厭らしい蜜音を立てながら妹を追い込む匠海のその言葉に、ヴィヴィは上半身を捻ったまま言葉だけで抵抗する。
「あっ だん、めぇえ……っ ヴィヴィっ すぐイっちゃうっ」
(こわいこわいこわいっ も、いやぁ……っ)
「イきなさいっ イけっ ……ぁあ――っ」
そう妹に命令した匠海は、細い腰を掴み直してその最奥に己の亀頭を捻じ込み、趣くままに白濁を注ぎ込んだ。
「……―――っっっ!! ひっ ……ぁ……、ぁあ……」
達した匠海がその柔らかな先端で、妹の下の口に白濁を塗りこむのを、ヴィヴィはシーツを掻き毟りながら耐えていた。