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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第90章           

「ああ、泣くほど動いて欲しかったのか? ほら、もっとイきなさい」

 そう見当違いな事を発した匠海に、まだ胸が苦しいヴィヴィが、悲鳴を上げる。

「ちがっ!? やぁ、こ、すっちゃっ や、だめだめだめ……っ」

「凄いっ ……っ うねって……っ」

 ヴィヴィの蜜壺を掻き回す匠海の方も、きつそうな声を上げていた。

「イ、くぅ、く……る、きちゃっ うぅうう――っ!!」

(もう、バカになるっ 馬鹿になっちゃうよぉ……っ)

「はぁ……、今日は、俺が満足するまで離さないぞ、ヴィクトリア……っ」

「あ……っ ぁあ……、……ひ……ぅうっ」

 達したばかりですぐには引いてくれない、あまりにも強烈なその刺激に身をくねらせているヴィヴィを、匠海はその両腰をがっちり掴んで引き上げた。

「ほら……、今度はこれでイってごらん? ほら」

 膝立ちになった兄に腰だけを高く持ち上げられ、その最奥付近まで陰茎を埋め込まれた自分のそこが、眼前に晒されていた。

(やぁ……っ お兄ちゃんの腰に、ヴィヴィの……っ やだぁっ)

「ごりごり、しな、いでぇ……っ いやぁあっ」

 ヴィヴィは両手でシーツに縋り付くと、そこに顔を擦り付けて兄の与える拷問のような刺激に耐える。

「そんな……に締め、付けるなっ あっ くそ……っ」

「はぅううっ あ……っ いやぁああっ」

 ずんと大きく一突きされ、ヴィヴィは甲高い悲鳴を上げる。

「ヴィクトリアっ 出すよっ ここでっ」

 ぱちゅんぱちゅんという、厭らしい蜜音を立てながら妹を追い込む匠海のその言葉に、ヴィヴィは上半身を捻ったまま言葉だけで抵抗する。

「あっ だん、めぇえ……っ ヴィヴィっ すぐイっちゃうっ」

(こわいこわいこわいっ も、いやぁ……っ)

「イきなさいっ イけっ ……ぁあ――っ」

 そう妹に命令した匠海は、細い腰を掴み直してその最奥に己の亀頭を捻じ込み、趣くままに白濁を注ぎ込んだ。

「……―――っっっ!! ひっ ……ぁ……、ぁあ……」

 達した匠海がその柔らかな先端で、妹の下の口に白濁を塗りこむのを、ヴィヴィはシーツを掻き毟りながら耐えていた。

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