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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第101章          

「ヴィクトリア、解ってる? 男ってのはね、女がこういう服着てると、ずり下して確かめたくなるんだよ。どんなに可愛いくて素敵なものが、ここに隠されてるんだろう? ってね」

「……、お、お兄ちゃん、だけぇ……っ」

(他の男の人は、そんなえっちな事、ヴィヴィに対して思わないもんっ)

「そんな訳無いだろう? 特にヴィクトリアは、顔も可愛いしスタイルも抜群に良いし……、こんなに真っ白で透き通る様な肌……、男なら誰だってその全てを見たくなる」

 何故か他の男の目線でばかり話してくる匠海に、ヴィヴィは気になって顔の前に翳していた両手を、恐るおそる外す。

 妹を深々と貫いたまま、少し怖い表情で躰を見下ろしている匠海に、ヴィヴィは不安になり。

「……お胸……愛して、くれないの……?」

 そうおずおずと口にすれば、匠海がヴィヴィの顔に視線を戻し、自嘲するように笑った。

「ふっ 悪い……。まだ目の前に現れてもいないライバルに、敵対心を燃やしてもしょうがないな」

「……え……?」

(お兄ちゃん……?)

「ごめん。ほら、……ああ、少し冷えちゃったね」

 大きな掌でふわりと包み込まれた、自分の小さな乳房。

 兄の指摘通り、互いの肌の温度差が触れ合う事で浮き彫りになり、けれどそれさえも気持ち良かった。

「柔らかくて、マシュマロみたいだね……。本当に、ヴィクトリアそのものって感じだ」

 掌全体で揉み込まれていたと思えば、そのまま円を描く様に両手で捏ねられ。

 半ばまで立ち上がっていた尖りを指先で擽られれば、それはすぐに痛いくらい起ち上がって、薄紅色の色を濃くして兄の瞳と指先に捉えられる。

「……手、好き……。あんっ すきぃ……っ」

 兄の大きな掌で撫でられれば、自分の全ては性感帯になる。

 胸や尻、大事な女の場所はもちろん、

 手脚、肩、首筋、そして頬や頭でさえも、暖かくて大きなそれで触れられるだけで、気持ち良くて。

「そうだね、中、びくびく喜んでる。掻き回して欲しい?」

「ん……、お兄ちゃん、ほしいのっ」

 素直にそう懇願したヴィヴィに、匠海は乳房から手を放すと、華奢すぎる腰を掴んで蜜で潤った膣内を暴き始めた。

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