この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第103章             

 π字の2本の紐の間から、指の腹で割れ目を辿られる――そのあまりの恥ずかしさに、ヴィヴィはふるりと華奢な肢体を震えさせた。

「濡れてるよ……。お尻、そんなに気持ち良かったんだな?」

「……っ ごめん、なさいっ ぁ、あんっ」

「なんで謝る? ヴィクトリア、ほら、可愛い顔見せて」

 思わず兄の黒髪の中に顔を埋めたヴィヴィは、匠海にそう懇願され。

 兄の肩に縋り付きながら躰を離せば、「いい子だね」と褒められながら、肉芽を弄られた。

「はぅっ あ……っ お、にい、ちゃっ ぁあん……っ」 

 ぴりりと微かな電流を感じるその刺激に、ヴィヴィの声が更に蕩けたものになり。

「ん、ここにいるよ」

 そう労わる様に囁きながら、膣口の周りを指でくるくると愛でていた匠海は、ゆっくりとそれを埋めていく。

 すらりとした美しい指なのに、節が一つひとつ感じられるほど、ヴィヴィのそこは敏感で。

「こんなにして……。後で沢山愛してあげるから、今は俺の指で感じてごらん」

 奥深くまで突き立てられた指と共にそう命令されれば、ヴィヴィはもう声にならなくて、兄を見下ろしながらこくこくと頷いた。

 それからはまるで、嵐の様で。

 肉芽への愛撫と、2本に増やされた指で掻き回される蜜壺と。

 大好きな兄の両手に翻弄されたヴィヴィは、膝立ちの不安定な状態を、匠海の肩に縋り付きながら必死に耐え。

「ほら、俺を見つめながら、イってごらん」

 掠れた声でそう命令されて、ヴィヴィは緩みきった顔を見上げられながら、兄の指で達した。

「はぁ、お前は本当に、食べてしまいたいくらい、可愛らしいね」

 へなへなと自分のほうへ崩れてきた妹を抱き留めた匠海は、その躰を抱き上げて自分が凭れていたベッドヘッドへと、華奢な上半身を預けさせた。

「おにい、ちゃん……。好き……」

「ふ、そんな蕩けた顔で俺を好きだなんて言って、明日使い物にならないくらい抱き潰すぞ?」

 甘い声で愛を囁く妹に、そんな恐ろしい事を言ってのける匠海だったが、ちゃんと頭の中では理解しているのだろう。

 4日後に、全日本選手権が迫っている――今が一番の正念場だということを。

/2774ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ