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第103章 　 　　 　　　 　 　

　上目使いに妹の表情を覗き込みながら両手で小さな双丘を揉み解していた匠海は、しばらくして目の前にある乳房にもかぷりと吸い付いた。

「はぅっ　あっ　……やぁんっ」

　シフォン地越しに乳房全体を兄の大き目の唇で吸われ、紐しか遮るもののない小さな尻を両手で揉み込まれて。

（……気持ち、いいの……）

　触れ合っている所から与えられる刺激からも、少し冷えてしまっていたヴィヴィの躰が徐々に熱を持ち始めた。

　ちゅうと音を立てて小さな尖りに吸い付かれ、ヴィヴィが「んんっ」と甘い吐息を上げる。

「もう、つんってしてるな。お尻、気持ちいい？」

　高い鼻先で乳首を押し潰しながらこちらを見上げてくる匠海に、ヴィヴィはこくりと頷く。

「暖かくて……、お兄ちゃんの大きな手、好き……」

「ふ、素直で可愛い」

　妹をそう誉めた匠海は、尻を揉む力を少し強め、その柔らかで弾む揉み心地を存分に堪能しながら、口では薄桃色の尖りを散々苛め、ヴィヴィが可愛い声で啼く様子を楽しんでいた。

「おにいちゃん……っ　すきぃ……」

　目の前にある兄の髪を指に絡めながら、そう夢見心地に発したヴィヴィに、匠海が被せてくる。

「俺も。ヴィクトリア、前と後ろ、どっちがいい？」

「え……？」

「前から指で可愛がられるのと、後ろから舐められるの、どっちがいいかな？」

　兄のその問いに、微かに首を傾げたヴィヴィだったが、

（って、え？　う、後ろからって、……えっと、お尻見られながらってこと……？　やだぁっ）

　ベッドにうつ伏せに突っ伏して、高く上げた尻を兄の目の前に晒しながら舌で可愛がられる。

　そんな自分の姿を想像したヴィヴィは、ぼんっと音がしそうなほど瞬時に真っ赤になった。

「え……、っと、ま、前からでっ」

「ヴィクトリア。今、お尻揉まれながら舐められるの、想像しただろう？」

「しっ　シテナイヨっ」

　何故か中国人の様に片言で釈明したヴィヴィに、匠海は声をあげて笑うと、尻を揉んでいた両手で金の茂みの下の秘裂を辿り始めた。