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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第104章              

「ああっ 凄く締まって、気持ちいい……っ」

 後ろから聞こえてくる兄の声も、本当に良さげで。

「ぁんっ 好きっ これ、すきぃ……っ はぅうっ」

 蜜壺に打ち込まれる兄の速度がどんどん上がっていき、目の前に広がるあまりに卑猥な光景に、ヴィヴィは両手で口元を覆い、襲いくる快楽の虜になっていく。

「俺もっ ……っ うぁっ キツい……っ」

 にゅぷにゅぷと激しい音を立てながらも、妹の弱いところを的確に抉ってくる匠海に、ヴィヴィの華奢な躰が限界を訴えるようにぶるりと大きく震えた。

「イっちゃぅ……っ あんっ ヴィヴィ、イっちゃう、よぉっ」

 細い指先で唇を弄りながら啼くヴィヴィの声は、幼児の様に甘ったるくて、舌っ足らずで。

「んっ? 何で、イくの、かな……っ? ちゃんと、口にして、言ってっ ごらん?」

 後ろからそうヴィヴィを虐めてくる兄の言葉にも、もうイきたくてしょうがないヴィヴィは、求められるまま発した。

「ふぅっ あ、おにぃっ ちゃ……っ はぅん、お兄、ちゃん、の~~っ」

(ヴィヴィのあそこ可愛がってくれる指と、奥まで届く逞しいの……、うん、全部……っ)

「俺の、何?」

「あっ ぁあっ ……っ あっ イィっ お兄ちゃ、んの……、太い、のっ んんっ んぁっ!? ~~~~っ!!」

「……っ ああ、俺の太いので、イってっ ――っ 出る……っ」

「ぁっ あ~~っ イっ く……っ ぁ――……っ」

 ヴィヴィの小さな口から細い「あ」という音が漏れ続ける中、匠海の鈴口からはどくどくと白濁が吐き出されていた。

 細い背を弓なりにしならせたヴィヴィが、匠海の太いものに貫かれたまま、ひくひくと痙攣する。

 大きく割り開かれた両脚の間に銜え込んだ匠海の昂ぶりは、全く衰えることなく、ヴィヴィの最奥にとろみのあるそれを塗り広げていて。

「はぅ……っ ぁ……、んぁ~……っ」

 イったばかりのそこを先の柔いところで優しく愛されて、ヴィヴィの中がまたきゅううと締め上げてくる。

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