パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第104章 　 　　　　 　　　 　　

　これからまた、兄に優しく全てを愛される。

　そう思うだけでヴィヴィの素直な躰は、この上なく敏感に反応してしまい。

　匠海が水圧の強いシャワーで泡を流してくれるその刺激にも、ヴィヴィの躰はびくびくと大きく震え、それは自分でもどうにもならなかった。

「はぅっ　……っ　ぁ……っ」

　そう微かな喘ぎを漏らしながら全身を湯で清められたヴィヴィは、過敏に反応する自分の躰を庇う様に、細い両腕で抱き締めた。

「可愛いね」

　きっと兄には手に取る様に、妹の反応は分かっている。

　つんと固くしこった乳首が自分の細腕に触れるだけでも、全身を苛む甘い痺れに、微かに躰をくねらせている事も。

「ほら、少しだけ、脚開こうね」

　自分の足許に跪いた兄の命令に、ヴィヴィは羞恥に瞳を潤ませながら少しずつ固く閉じていた両脚を開いていく。

「いい子だね。少しだけ、我慢してるんだよ？　すぐに終わるから」

「ん……」

　兄の慰める言葉にこくりと頷いたヴィヴィの心臓は、もうネジが飛んで壊れそうな程早鐘を打っていた。

　薄い金色の茂みを擽りながら、兄の指がゆっくりと妹の薄紅色の割れ目へと忍ばされて行く。

　人差し指の腹が膣口をトントンとノックするだけで、ヴィヴィの細い両肩がびくりと上へ戦慄いた。

「……っ　ゃ～～っ」

「ん。痛かったら、すぐに言いなさい」

　妹を気遣うその兄の優しい命令に、ヴィヴィの全てが激しく痺れる。

（ぁあ、もうっ　おかしく、なっちゃう……っ　心臓、痛いくらい、早くてっ　怖い……）　

　毎回事後には兄に指で掻き出して貰っているのに、今日のヴィヴィは自分でも恐ろしくなる程、指先まで感じていた。

　つぷりと埋め込まれた兄の指先が、ゆっくりと中を窺う様に埋め込まれて行く。

「～～っ　ぁっ　やぁっ」

　零れる言葉は否定のそれなのに、その声音は途轍もなく甘く、男を誘うもので。

「ヴィクトリア……、中、凄く熱いよ」

「……っ　は、早く……っ」

「ん？」

　中のものを早く掻き出して、兄の指を外に出して欲しい。

　そう促したのに、匠海は意地悪くヴィヴィの顔を振り仰ぎながら、中の指でくるりと円を描き。