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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第104章              

(お兄ちゃんの脳内では、あの白のベアワンピの自分と、白のベビードールの自分、そして白いロングドレスの自分と、白い泡まみれの自分が、ガラスのケースに閉じ込められて陳列されてるのか――何だか全部 “白” だな……)

 そんな自分を脳内で再現してみたヴィヴィは、ぶんぶんを濡れたままの頭を振り、想像してみた自分を激しく後悔した。

 そして、匠海の大きな掌が全身を這い回る心地良さに、徐々に虜になっていく。

「ぁん……、へ、変な、触り方……っ」

 ヴィヴィがそう弱々しく指摘しても、匠海はその手を止めてくれなくて。

「ん? 泡を纏ったヴィクトリアの肌、この上なく気持ちいいよ」

「やだぁ……っ」

 なだらかな曲線を描く肩も、細過ぎる腰も、真っ直ぐな両脚も、小ぶりな尻も、全て余すところなく大好きな兄の掌で洗われて。

 どんどん火照ってしまう躰に、ヴィヴィは必死に命令していた。

(こ、これは洗われてるだけなんだから、気持ち良くなっちゃ、ダメ、なの……っ)

 そして最後に這わされた大きな掌の行方は、やはりと言うか何と言うか――白い乳房で。

「はぅうっ あ、弄っちゃ、だめぇ……っ」

 指の間で立ち上がった薄紅色の乳首を挟んで扱きながら、乳房全体をふよふよと洗われて。

 尖りを弄られるじくじくとした痺れが腰に直結し、既に蕩けているヴィヴィのそこから、とぷりと何かが溢れ落ちた。

「あ……っ やぁ……っ!?」

 小さくそう叫んだヴィヴィは、咄嗟に軽く開いていた両脚を閉じた。

「ああ、俺の精液、溢れてきちゃったね」

「~~っ やっ えっち……っ」

 妹の泡だらけの太ももを汚す白濁を、匠海が指先でその場に塗り広げてくる。

 そして大きな掌に掴まれて強引に広げられた両太ももの間に、匠海の手が滑り込んで来て。

 指の腹で膣口の周りをゆるゆると刺激され、更にひくついたヴィヴィの蕾からは、またとぷりと新たな白濁が吐き出された。

「ヴィクトリアの愛らしい下のお口、後で舌で愛したいから、一度出そうか?」

「……ん……」

 兄のその甘い睦言に、ヴィヴィは耳まで真っ赤になりながらもこくりと頷いた。

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