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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第105章
兄の与える愛撫に頬を火照らせながらそう言い募るヴィヴィに、匠海は「いやだ」と更にその顔を覗き込んでくる。
「7日間も離れてたんだからね? お前の甘く蕩けた表情、一杯見せて貰わないと」
細い肩紐を指先で摘み上げた匠海は、何故かそれをくんくんと上に引っ張り。
それにより乳房を覆っていた柔らかな薄い生地も上へと引っ張られ、すでに固くしこった胸の尖りに甘い痺れを呼び起こしてくる。
「あぅっ あ、……えっちっ」
「ん? 直接触ったほうがいいか?」
そう囁いた匠海は、薄い布地の上から指で、きゅうと薄紅色の乳首を摘み軽く引っ張った。
「はぅんっ!? あっ ぁん……、ひっぱっ ちゃ……、ん――」
敏感な乳首に与えられた強い刺激に、兄の片方の太ももを跨いでいる細い両脚がびくりと跳ね。
まだ何の刺激も与えられていないヴィヴィの金色の茂みの奥が、じりじりとした疼きに悲鳴を上げ始めた。
「お、にぃ、……ちゃぁん……っ」
言葉にするのが恥ずかしくて、そう甘い声で兄を呼び、ヴィヴィは微かに細腰をくねらせる。
「ん、どうした? もっとピンク色のこれ、弄って欲しい?」
「……~~っ やだぁ……っ」
絶対に妹の欲しているものを悟っている筈なのに、そんな意地悪をする兄に、ヴィヴィは潤んだ瞳で縋る。
「言葉にするのは嫌だって? まったく我が儘なお嬢様だね。じゃあ、3択で頷いてごらん?」
「え? う……うん……」
兄の話の展開に、ヴィヴィは一瞬きょとんとしながらも、何とか頷く。
「じゃあ、その1――もっとおっぱいを可愛がって欲しい。その2――下のお口を指でごしごしして欲しい。その3――」
そこで言葉を止めた匠海は、にやりとほくそ笑みながらヴィヴィを見下ろす。
「俯せになって、下のお口を舐めて欲しい」
「……~~っ!?」
最後のまさかの選択肢に、ヴィヴィは灰色の瞳を真ん丸にして絶句した。
(う、俯せになって……、って、よ、四つん這いになって、お、お尻からお兄ちゃんに……っ!? む、むりぃ~~っ!!)
それでなくてもベビードールという恥ずかしい恰好をしているのに、これ以上恥の上塗りはしたくなかった。