この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第105章
「ん? あれ、間違えた?」
「~~っ そこ、じゃ、ないもんっ」
(お、お尻の穴……、舐められちゃった……っ ふぇ~~んっ ヴィヴィ、もうお嫁に行けないっ って、行かないけど~♡)
小さな頭の中でそんな馬鹿な事を考えていると、また兄の舌が間違ったそこをぺろりと舐め上げた。
「……っ ち、違うよぉっ」
咄嗟にそう突っ込んだヴィヴィに、匠海は不思議そうに呟く。
「そう? でも、ヴィクトリア、びくびくして気持ち良さそうだから、ここなのかと」
「な゛……っ き、気持ち良くなんか、ないんだもんっ!」
お尻の穴を舐められて気持ち良い筈が無い。
ちょっと、ほんの少しだけ、びくっと震えてしまったが、それはびっくりしただけだ、うん。
「ふっ 分かったよ。もう、可愛いなあ」
しみじみそう呟きながら妹の膨らみを飽く事無く揉み続ける兄に、ヴィヴィは微かに眉間を寄せる。
「…………、ねえ、お兄ちゃん……」
「ん?」
「見えてるんでしょう?」
「まさか…………、って、…………バレてた?」
「~~っ!? 馬鹿ぁ~~っ!! えっち! 変態! もうやだぁっ」
後ろを振り返ってそう兄を罵倒すれば、自分を見下ろしている匠海の灰色の瞳と目が合い、ヴィヴィは涙目で睨み上げた。
「だって、しょうがないじゃないか。お前のここは薄いピンク色で可愛くて。確かめずにはいられないんだって」
「もうっ 終わりっ!」
そう一方的に終了を宣言したヴィヴィは、肘を着いていた両腕を立てて、前へ逃げようとしたのだが。
「……っ!? あっ あ、やだぁ~~っ」
いきなり甘い声で啼いたヴィヴィは、ぱっと後ろを振り返り、自分の恥ずかしいところを一心不乱に嘗めている兄の姿を捉えた。
咄嗟に逃げようとしたヴィヴィを、匠海は両手でがっしりと太ももを掴みあげ、更に激しく攻めてくる。
兄の濡れた舌が先程から甘い疼きを生み出していた膣口の中、その核心に触れ、舌先で突き、ぐにぐにと舐めて抉ってくる。
「あっ あぁん~~っ ダメ、そんな、しちゃぁっ」
まるで兄に愛されているそこだけが別の器官であるかの様に、びくびくとひく付ながら、匠海の舌を喜んで受け入れていた。