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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第107章           

「今度は水着姿で、可愛がらせて?」

 そう言うや否や妹を抱き上げて腰に乗せた匠海は、アバヤとその下に着ていたキャミワンピを脱がせてしまった。

 従弟のジムに「可愛い(胸)」と言われてしまった、鮮やかなピンクの三角ビキニだけを身に着けたヴィヴィ。

 折り畳んでいた長い脚を伸ばした匠海は、いわゆる騎女位の状態で、シーツの上からヴィヴィを見上げてくる。

「ヴィクトリア、動いてみて?」

「え? あ、うん……」

 細い腰の真ん中、一度吐精したにも関わらず逞しいその昂ぶりは、ヴィヴィの狭い膣を内から押し広げていて。

 それだけでも十分気持ちいいヴィヴィは、何故か兄の求める様には、すぐには動かなかった。

「……? どうした?」

「……っ ん……。ちょ、ちょっと……」

 眉をハの字にして困った表情を浮かべている妹の様子に、匠海はすぐに合点する。

「あ……、もしかして、動いたらすぐにイっちゃいそう?」

「……~~っ」

 兄の腰の上にぺたんと座り込んだヴィヴィは、こくりと頷く。

(だって、奥にお兄ちゃんの、たくさん……っ)

 先程最奥で出された白濁は、一度も抜かれることなく大きな亀頭で蓋をされ、敏感な子宮口をトロトロに濡らしていて。

 摩擦の刺激を与えられなくても、きゅんきゅん疼く肉襞は、少しの刺激でもすぐに達してしまいそうだった。

(う、動くの怖い……。なんか、箍が外れちゃいそう、で……)

 そんなヴィヴィに手を伸ばしてきた匠海は、何故か細い右腕を掴み。

 その指先を自分の方へと誘導し、大きめの口の中に含んだ。

「……――っ ぁんっ だ、だめぇ……っ」

「ん?」

 妹の指先を舐めしゃぶる匠海に見上げられ、ヴィヴィは泣きそうな喘ぎを上げる。

「それ、やぁ~~っ ぁん……っ」

(やぁ……、どうしてぇ? 指先だけでも、締まっちゃうぅ~~っ)

 兄の舌でねっとりと指を舐め上げられ、舌を絡ませられるだけで、ヴィヴィの蜜壺は蠕動し、陰茎全体を扱き始め。

 普段なら何ともない指先への刺激は、今のヴィヴィにとっては強すぎた。

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