この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第107章           

「あのね……? ヴィヴィも、ずっと一緒に、いたいけど……。2人して、何時間もいないと、変に思われる……でしょ?」

 困った様にそう囁くヴィヴィだって、このまま兄が満足するまで、何時間だって受け止めてあげたい。

 けれど、現実はそうはさせてくれない。

 だってこれは、家族旅行――だから。

「しょうがない……。解った。1時間、な?」

「ん……」

 渋々といった感じで了承を示す兄に、ヴィヴィは申し訳無さそうに声だけで頷く。

「じゃあ、1回目はアバヤ着たままで、しようか」

「……え……?」

(1回目……って?)

 ぱちくりと灰色の瞳を瞬かせる妹に、兄はにやあと嗤う。

「それで、2回目はワンピース姿で可愛がって。3回目は水着着たまま。4回目は水着ずらしたヴィクトリアに、俺の上で可愛く跳ねて貰って。5回目はもちろん、生まれたままの姿のお前を、じっくり味合わせて貰おうか――?」

「……~~っ!?」

 兄のありえないプランに絶句したヴィヴィは、声にならぬ声で喚く。

(そ、それ……。絶対に1時間で、終わらないでしょうっ!?)

 しかしその訴えを発する前に、匠海は己の唇で妹の口を塞いでしまった。

 早々に口内で我が物顔に振る舞う舌と、乳房を揉みこんで来る大きな両掌。

「……っ ……ぅ、は……んぅぅっ」

 ワンピースと水着越しでも、強く揉み解されると途轍もなく気持ち良くて。

 舌を兄に絡ませながら両腕で首に縋ったヴィヴィは、無意識に細腰を揺らした。

 兄妹とも久しぶりの恋人の感触に、すぐに火が付き。

 また許された時間も少ない為に、まるで焦った様に互いの躰を解し合う。

 早々にヴィヴィの中に捻じ込んで来た匠海は、水着の下だけ脱がせた妹の躰を熱い眼差しで見下ろしながら、腰を振り。

 しかし、物凄く興奮していたらしく、あっという間に果ててしまった。

「や、ば……、イっちゃっ た……っ」

 照れた様にくしゃりと笑うその姿が、本当に可愛くて。

 上から覆い被さってくる兄の黒髪を撫で、ヴィヴィは嬉しそうに微笑んだ。

「うん♡」

(ふふ。そんなに気持ち良く、なってくれたんだ……。嬉しいっ)

/2774ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ