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第107章 　 　 　　　 　　

「～～～っ　ぁあ……んっ　ぅんっ　ほしぃっ」

（お兄ちゃんの、えっちなのっ　欲しいの……っ）

　「早くちょうだい」とでも言う様に、自分の腰を掴んでいる兄の腕に縋ったヴィヴィに、

「ああっ　いっぱい、呑み込め……っっ」

　掠れた声でそう命令した匠海は、激しい注挿を繰り返したのち、ぐっと妹の最奥に大きな亀頭を捻じ込んだ。

　ぴったりと隙間なく密着する、互いの脚の付け根。

　尻に触れる柔い袋の切ない感触にも、ヴィヴィの鼓動がどくりと跳ね上がり。

　そして待ち侘びた子宮口に跳ね返る飛沫に、匠海の腰上の細い躰がきゅうと背をしならせる。

「ひゃぁああああっ　あぁっ　で、出て、るぅ～～っ」
　
　ささやかな胸を突き出す様に弓なりになったヴィヴィを、匠海はずっと下から支え。

　吐き出された白濁を喜ぶ妹を、濁った瞳で見上げていた。

（温かい、の……。ふぁ……、トロトロしてるの、凄、いぃ……っ）

　ひくんひくんと名残惜しそうにひく付く子宮口に、直接触れて確かめている兄の柔らかな先っぽ。

　激しい動悸と、余りある悦楽で、頭がくらくらする。

　甘い疼きを覚え続けるそこに、うっとりと目蓋を閉じて意識を集中していると。

　下から伸びてきた兄の手に乳房を揉まれ、長い睫毛を湛えた目蓋がゆっくりと開けられる。

「はぁ……。もう、エッチな乳首、なってる……」

　５ｃｍのフリンジの付いたピンクのビキニが、いつの間にか下にずらされていて。

　ふよんとまろび出た真っ白な乳房とその先でつんと尖った乳首に、ヴィヴィは恥ずかしそうに身を捩った。

「はぅ……、ぁっ　だめぇ～～……っ」

「ん？　まだ直接触られてないのに、木の実みたいに固くなってて、恥ずかしい？」

　そう言葉で虐めながら両の乳首を摘まんで、指の腹で擦り合せてくる匠海に、ヴィヴィは「いやいや」と金色の頭を振る。

「ふ。また締め付けて……。ほら、蕩けてるヴィクトリアの　“ここ”　で、俺のこと、愛して？」

「ん……。がんば、る」

　２度も気持ち良くして貰ったヴィヴィは、兄にももっと良くなって欲しくて。

　兄の胸に両掌を添えたヴィヴィは前傾姿勢で、陰茎のそそり起つ斜めの角度そのままに、抜き差しを始めた。